木材の種類と特徴~広葉樹編~
2014年7月30日 / 投稿者:Guardlac Staff / カテゴリー: 木材
みなさん。こんにちは。。。
マーケティング室の山本です。
先日名古屋に出張したのですが、少し新幹線まで
時間があったので、名古屋駅の高島屋さんの中を
プラプラと歩いて色々なショップを見てきました。
(これもマーケティングの大切な仕事なのです)
すると東急ハンズさんの木材コーナーの商品に
思わず足が止まり、気が付けばレジに並んでました(笑)
その時購入したものがこちら ⇊
杉で出来たお皿と色々な広葉樹のブロック。。。
最近はあまり見かけなくなった種類の木材だったので
思わず購入してしまいました。
そんな訳で今日は少し木材についてのお話です。
普段ガードラックやアクレックスのお話をする時に
使用する木材は、日本で育った杉やヒノキなどの
針葉樹が多いのですが、今回のブロックは海外で
育った広葉樹がほとんどです。
まずはこちらの木材。⇊
広葉樹の横綱格!!黒檀(コクタン)です。
主に東南アジアでとれるこの木材は、希少価値が高く
最近では滅多に見ることが出来ないんです。
私が入社した当時は、福岡の大川という家具産地では
結構見かけたんですがね・・・
コクタンはとても成長が遅く、直径18cmまで成長するのに
200年近くも掛かるんです。
(そりゃ高いはずですよね)
どんなものに使われるかというと、仏壇やピアノの黒鍵、
意外なものではチェスの駒などに使用されるんです。
コクタンが東の正横綱ならば、西の正横綱はこちら ⇊
紫檀(シタン)です。
シタンも東南アジアが主な原産地ですが、この材も
とっても堅いんで加工が難しいんです。
ですがそのキレイな色合いから、
世界3大唐木と言われているんです。(コクタン・タガヤサレ)
シタンは管楽器や仏具に使用されてます。
次に紹介するのは私も大好きな木材。
チーク材です。
チークも東南アジアが多く、時間が経っても材質が変わらない
事で有名な木材なのです。
このチーク材は良質の油やタールが含まれているので
酸化や腐食が起きにくいんですよ。。。
世界的な豪華客船『クイーンエリザベス2世号』のブリッジや
内装に使用されているのという事は有名なお話です。
最後に日本を代表する広葉樹のお話も。。。
日本の正横綱は・・・やはりケヤキでしょう。
ケヤキは強靭で狂いが少なく、日本で最良の広葉樹と
言われているのです。
私も大好きな木材ですね。
しかし最近の住宅事情から、ケヤキは主張が強すぎるので
使用されないケースが増えているそうです。
確かに本格木造住宅は減少してますからね・・・
ですがお寺の建築には欠かすことが出来ないとまで言われる
立派な木材なのです。
以上、簡単に説明しましたがそれぞれの木材に特徴があり
奥がとっても深いんです。
私が衝動買いしてしまう理由もうなずいて頂けるはず。
それぞれの材に合った塗装方法もあるのですが、
それはまた次の機会に~
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