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ウッドデッキを長持ちさせる再塗装の方法

2013年10月3日 / 投稿者:Guardlac Staff / カテゴリー: DIY, 塗装

(1)ウッドデッキを塗り替えるタイミング

ウッドデッキ一般的には3~5年で塗り替えると木材が長持ちすると言われています。

しかし、ウッドデッキの傷み具合は日や水の当たり方で変わってきます。一概に何年で再塗装をすべきだとは言えません。ウッドデッキの状態を見て時期を決めます。→塗り替え時期の目安

(2)ウッドデッキに使う塗料の選び方

①仕上がりから選ぶ

ガードラックラテックスガードラックアクア上の写真は浸透タイプの塗料です。表面に膜を作らないので、木質感を残したまま耐久性をアップできます。

下の写真は半造膜タイプの塗料です。木材の呼吸を妨げずに塗膜で表面を覆うので傷がつきにくくなります。古くなった木材の荒れを隠すことができるので、傷みが激しいウッドデッキの再塗装にはこちらをおすすめします。暗い色から明るい色への変更も可能です。

 

②塗料の安全性から選ぶ

塗料の成分は空気中に蒸発する成分と、塗料の膜を形成する成分に分かれます。

油性塗料(溶剤タイプ)は成分に油を使っていて、塗料が乾燥する際に有害な物質を放出します。粘度が高くて塗りにくい際は、薄め液にシンナーを使用します。

水性塗料は主な成分に水を使っていて、乾燥の際には水が揮発します。薄め液は水で、施工時のにおいが少ないので安心です。→水性塗料の特徴

③前回塗っている塗料から選ぶ

水と油は相反するものなので、水性塗料を塗っている場合には水性塗料を塗り重ね、油性塗料を塗っている場合には油性塗料を塗り重ねるのがベターです。

ですが、水性塗料の場合も油性塗料の場合も前回の塗装から時間が経っていて古い塗料が傷んでいるのであれば、前回と違う塗料を使用することは十分に可能です。その場合には、塗装と塗装の間に数か月から数年程度十分時間をあけましょう。

前回塗っている塗料がしっかりしている場合には塗装出来ません。古い塗料が残っていたらサンダーで丁寧に研磨して、塗料をはがします。

(3)メンテナンスで準備するもの

ガードラックラテックスサンダー、塗料、塗料用カップ、ハケ、マスキングテープ、マスカー(マスキングテープとビニールが一緒になったものでホームセンターに売っています。)

塗装の際に塗料が垂れたままにしておくと乾燥して跡が残ることがあります。ウエス(ぼろ布)があると、ぬぐうことができて便利です。

(4)ウッドデッキの塗装の手順

①デッキの汚れを落とす

水洗いまずは、たまっている落ち葉を取り除き、藻やカビなど木材についた汚れを丁寧に落とします。

木材についてしまった苔を落とす際には水をかけながら、デッキブラシでこすります。

高圧洗浄機を使う場合は、木材を傷めないように気を付けながら、木材とノズルの先端を均一に保って当てていくのがポイントです。

木材が湿った状態で塗装すると塗料が剥がれやすくなるので、晴れが続く日を1日挟んでから次の作業をすると良いでしょう。

②研磨をする

ウッドデッキの再塗装造膜タイプの塗料がウッドデッキの表面に残っている場合は、再塗装しても塗料がのりにくいのでサンダーで落とします。

浸透タイプの塗料の場合にも、研磨をすることをすすめします。表面に荒い傷をつけることで、木材と塗料の密着が良くなり長持ちするからです。

研磨した粉が表面に残ったままになっていると、塗料が剥がれやすくなる原因になりますので、ほうき等で丁寧に取り除きます。

③養生をする

養生塗料を塗りたくない場所にマスキングテープやマスカーをはります。仕上がりの差は、塗装前の準備がポイントになりますので丁寧に行いましょう。

④塗装

塗装塗装のポイントは3つです。

①まずは塗料缶を良く振って、塗料を均一にします。撹拌をしないと、塗装の最初と最後で色の濃淡が変わってしまいますので缶の底にあてるようにしてよく振ります。

②2つ目は、塗装は塗りにくいところから行い、最後に良く目につく部分を仕上げることです。ウッドデッキの木材と木材の間などを先に仕上げていきます。

③3つ目のポイントは木目に沿って塗装することです。ハケつぎムラにならないよう、一本を一筆で仕上げるように心がけてみて下さい。

スムーサーハケで塗装すると木材に塗料が良く染み込むのでお勧めですが。コテバケを使うと立ったまま作業ができるので楽ちん。また、スムーサーをウッドデッキ幅にカットして塗装すると、スポンジが塗料を適量含むのでムラなく塗装できます。(写真はスムーサーです。)

⑤完成

塗装教室水性塗料というと水に弱いというイメージをもたれる方もいらっしゃいますが、一度乾燥してしまえば強固な塗膜を作るので、雨に流れることはありません。(乾燥途中に雨が降ると雨だれの跡が残ることがあります。)

塗装は天気の良い日に行い、晴れ間の続く日に十分乾燥させるようにしてください。

業者の方に依頼すると、結構なお金がかかってしまう外壁の再塗装ですが、やり方とコツさえつかめば誰でも簡単にできてしまいます。お気軽に日曜大工やDIYを楽しんでみて下さいね。

今回使用したガードラックアクアのカラーバリエーションはこちらからご覧いただけます。

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ガードラック製品情報

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