木材のヤニがでて困ったときは・・・
2014年4月30日 / 投稿者:Guardlac Staff / カテゴリー: 塗装
こんにちは!
私のいる滋賀県では桜も散り、日に日に暖かくなってきています。今が一番過ごしやすい気候でしょうか。
皆さんがお住まいの地域はどうですか?
気温が上がってくると出てくる問題がひとつ。
それは木材の「ヤニ」。
「ヤニ」と言われてもピンとこない人もいるかもしれません。
ヤニとは木材自体が持っている“樹脂”のこと。
(樹液とも言うんでしょうか。)
写真のように、木からしみだしている液体を見たことあるでしょうか。ヤニはネバネバしていて、服についてしまうとなかなか落ちません。
なぜ気温が上がってくるとヤニが問題になるかというと、気温が上がるにつれて木の中で固まっていた樹脂(ヤニ)が温められ、液体となって木の表面にしみ出てくるからなのです。
塗装を行う場合、ヤニがあると、乾燥の遅れや密着不良の原因となるため取り除く必要があります。
また、ヤニは乾くと白くなります。
こんなふうに。
乾燥して白くなっていると、まるで木の節の部分だけ色が取れてしまったようにも見えます。
また、ヤニがしみだして乾燥しておらず、写真のように塗装されている塗料の色とヤニの色がよく似ていると、塗料が溶けたと思われてしまうケースもあります。
触ったらベタベタするのでそのように思っても仕方がないことだと思います。
ヤニが出てきた場合どうしたらよいのでしょうか。
塗装をする前だったら、まずは、エタノールなどのアルコール系溶剤でヤニを拭き取ります。
拭き取った溶剤が乾いた後に、ワシンアンダーシーラーを塗装します。(ヤニが多い場合には、約30分間隔で2~3回塗り重ねて下さい。)
アンダーシーラーが乾燥した後に各種塗料を塗装します。
またすでに塗装されているものからヤニが染み出した場合は、
まずは、エタノールなどのアルコール系溶剤でヤニを拭き取ります。
その後は、溶剤が乾燥したらその部分を軽く研磨し、部分的にタッチアップ(補修)するとよいでしょう。
以上、簡単ですがヤニが出て困った場合の対策方法です。
ヤニを塗料で完全に抑えるのはなかなか難しいものです。
お困りの際には、お客様センターへお問い合わせください。
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