木材を使うことは、日本の人口林に人の手を加え、森林を守ることにつながります。
創業大正13年。木材用の塗料を作り続けてきた和信化学工業は、100年後の未来に向けて森づくりを始めることにしました。


豊かな森林を次世代に残したい

日本は国土の約7割が森林から成り立っており、フィンランドについで緑の多い国です。
しかし、一足森林に入ってみると、間伐した木材や枯れた木がそのまま森に放置されたり、手入れがなされず日光が入らないために荒廃した森が増えています。
木材の自給率が90%を超えていた日本がこのような状態になってしまったのは、輸入制限がかかっていた木材の輸入自由化が行われ、安価な外国産の木材が国内に増加したからです。
森林は二酸化炭素を吸収するだけでなく、地下に水を貯えろ過する機能を持ち合わせており、私たちの生活に必要不可欠な存在です。創業から80余年。木材用塗料メーカーである和信化学工業では、木に関わる企業として木の生活文化を守る活動を行っていきます。

豊かな森林を次世代に残したい


長野県駒ケ根市での森づくり

中央アルプスと南アルプスに囲まれた自然豊かな長野県駒ヶ根市に、当社のフィルム工場があります。

森の里親制度

県所有の森林を整備するために、長野県では森の里親事業を企画運営されています。資金面から整備が進みにくい森林に、積極的に企業や団体の支援を取り入れるための制度です。和信化学工業は長野県森の里親制度に加盟しております。

長野県

森林整備を行っているのは、長野県駒ヶ根市中沢5640番地周辺の30haの土地です。長野県上伊那地区の森林整備を行っている上伊那森林組合様とともに、樹木がよく育つよう下草を刈り、森に日光が入るよう育ちの遅い樹木を伐採しています。




『木のスケッチブック』で子どもたちの感性を育みたい

収穫した木材を積極的に利用していくことが、日本の森を育てていくことにつながります。
森づくりの過程で採れる間伐材から『木のスケッチブック』を作成しました。幼いお子様でも安心してお使いいただくことができる、水系塗料の『ガードラック』を提供して小学生を対象に木に色を塗る情操教育を行っています。
木の手触り感や香りを実際に体感することで、子どもたちに木材への親しみを感じていただきたいです。また、このような木に触れる原体験を記憶にとどめることで、将来的に子どもたちの環境への意識が高まっていけばと考えています。ガードラックを使って色を作ることを通じて、創造力や感受性が高まることを期待しています。



森づくりのパートナーは
『NPO法人森のライフスタイル研究所』

和信化学工業では『NPO法人森のライフスタイル研究所』を森づくりのパートナーとして、森林整備を進めています。正しさだけでは人は行動できないこともあると考え、森づくりに楽しさを加えて活動を行う行動派のNPOです。『すべての人と森づくりを』目指して植林などの森林整備を行うだけでなく、人が森と関わるきっかけ作りを行っています。
和信化学工業はNPO法人森のライフスタイル研究所の活動を応援しています。