塗装ができない場合

ケース1:塗装をしたばかりの新しい塗料が木材に残っている場合

ケース1塗装したばかり

ペンキ類や膜を作るタイプの透明クリヤーなどの塗料がしっかりと残っている場合には、注意が必要です。


ペンキ類や膜を作るタイプの透明クリヤーなどの塗料がしっかりと残っている場合には、注意が必要です。そのような木材に塗装する際には、塗装する前に紙やすり等でしっかりと研磨を行っていただく必要があります。塗料が膜を作っているとガードラックが木材に直接浸透できない為、場合によっては塗料の密着が悪く塗料が剥がれてしまうケースも考えられます。
また、油性塗料を塗装後にガードラックを塗装しようとすると塗料がはじいてしまって上手く塗れない事があります。そのような際には、丁寧に研磨を行ってから塗装を行って下さい。



透明クリヤーの塗料の上にはガードラックがはがれやすくなります。


ケース2:古い塗料が剥がれかけている場合

木材が腐っていなくても古い塗料が傷んでいる場合には、その上から塗装をしても古い塗料と一緒に剥がれてしまうことがあります。できるだけ、古い塗料をポータブルサンダーなどで剥がすことをお奨めします。うまく剥がれない部分があっても研磨をする事によって、密着が良くなります。ただし、古い塗料が残っている部分と塗料が剥がれて木材が出ている部分では、上から塗料を塗った際の仕上がりに差が出ますのでご注意下さい。

木が割れている場合や腐っている場合、塗装はできません。


ケース3:木材が割れて剥がれ落ち、腐っているような場合

木材自体が腐って剥がれ落ちてしまっていたり、中がスカスカになっている木材に塗装をしても塗料が木材と一緒に剥がれ落ちてしまいます。このような状態では、木材の張り替えも含めて検討する必要がありますのでプロの業者様にご相談下さい。
木材が腐る前に適切なタイミングで定期的にメンテナンスをすることで、木材を長持ちさせることができます。



ケース4木が湿っている

木材が水分を含んでいる場合には塗装をおすすめできません


ケース4:木が湿ってしまっている場合

 木材が雨にぬれて湿っていたり、塗装の直前に汚れを落とすために水洗いをして水分を含んでいる場合には塗装をおすすめできません。塗料が木材に含まれている水分と混ざって色が変わってしまったり、塗装後しばらくして塗料が剥がれてしまう恐れがあります。
また、地域や季節によっては結露で色が流れてしまう例もありますので注意が必要です。木材は十分に乾燥させた上で、気温の高い晴れた日に塗装を行うことをお奨めします。