ヤニ汚染
ヤニは木材が元々含んでいる油脂のことで、温度上昇に伴い軟化して木材表面に染み出します。



ヤニは珍しくない安全なもの
ヤニが出るのは特別な現象ではありません。
ヤニは木材が元々含んでいる油脂のことで、温度上昇に伴い軟化して木材表面に染み出します。
厄介者ですが、スポーツの世界では滑り止めのロジンバックにも使用されている安全なものです。
ヤニとアクは混同しがちですが全くの別物です。ヤニは油系、アクは水系です。
どんな現象?
除去方法は?
残念ながらヤニの湧出は自然の摂理であり、現時点で完璧な予防策はありません。
除去方法では、固まってしまっている固形のヤニ分はスクレーパーなどで削り取り、濡れているヤニ分はアルコールでの拭き取りが一般的です。その際、塗装塗膜が溶ける可能性もありますのでご注意ください。
ヤニが出るのは、自然乾燥させた木材や乾燥が不十分な木材において多く生じます。
人工的に高温乾燥させた木材では、ヤニが内部で固化し定着するためヤニは出にくいです。