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ライブスポット「純」 酒井さん

ログハウスでの豊かな暮らし

長野県駒ヶ根市でライブスポット「純」を営むオーナーの酒井さんに、ログハウスに暮らす魅力を伺いました。

木そのものが持つぬくもりと暖かさ


駒ヶ根市内で10年ほどお店を経営した後、24年前に思い切って駒ヶ根高原の麓にログハウスを建てたという酒井さん。

 

その理由を伺うと、「歳を取ると人間ってコンクリートに囲まれた生活ではなく、土をいじりたくなるのかな。コンクリートは冷たく感じるでしょう。最終的には木造建築に帰るんじゃないかと思う。」と話して下さいました。

 

木は生きているから、どうしても割れるし木と木の間に隙間ができるじゃない。でもしばらくすると割れていた木も湿気を吸って、また割れがふさがってくるんだよね。ログハウスを建ててから何年か経って木が割れてくるのは木が生きている証拠だし、そういった性質を見ると余計に愛着やぬくもりを感じるのかな。

 

ログハウスを長持ちさせるには定期的な塗装を

純はお酒の名前から採りました。



雨水がはね返ったところはもちが悪いから、自分で背丈からちょっと下ぐらいは何年かに一回塗り替えたほうがいいと思う。

 

自分でログハウスを塗装する時は一気に仕上げようと無理はしないで、今日は1時間と決めて楽しみながらやっているんだ。塗装する部分は前日のうちに洗っておいて、明日はここを塗ってみようってね。冬場の気温が低くて水が凍るようなときに塗っても手がかじかむだけだし、今年も花見が終わって入梅のころにやればいいかなって。自分でできる範囲は自分で塗装するけど、足場が必要なところや全体を塗るときは一切合切業者さんに任せてます。

 

あと塗装は慣れるにしたがって面白くなっていくと思う。何より仕上がりを見るのが気持ちいいじゃん。こんなに簡単にできるんだったら、何で高い金出して業者にたのまなきゃいけないんだってなっちゃうもんな。高いところとか自分でできない屋根のトタンを塗るとかそういう時は業者に頼むけど、自分でできる範囲だったら楽しみながら何もかも自分でやりたいかも。

 

壁はメープルで塗装したんだけど、一番下の土台だけチョコレート色で違う色にして色にこだわってみたり。「ちょっとズボンよごれっちゃったな」「ほっぺにペンキついてるよ」とか言われながら塗るのが楽しいよね。

 

自然に囲まれながら感じる季節の移ろい

山暮らしのいいところは何と言ってもやっぱり自然と土だよね。春になれば山菜がいっぱい採れるし、キュウリやトマトを植えることもできるでしょう。夏は涼、クーラーもいらなくて。秋が深まると紅葉とキノコが楽しみだし、冬はすぐ近くにスキー場があるから、滑りに行ったり孫と一緒にかまくらを作ったり。駒ヶ根の町に住んでいれば雪は少ないから、孫に雪で滑り台を作ってやるとかそういうこともできないじゃない。孫の喜ぶ顔を見るのが何よりの生きがいだよ。

 
アウトドアを満喫したいなら長野県駒ヶ根市で
別荘を探している人へのアドバイスを伺うと、別荘の暮らしに何を求めるかにもよるが土地を探すときは周りの環境を重視したらいいという。

 

例えば春は山菜が採れるのか、ちょっとした野菜を栽培することができるのか、バードウォッチングができるのか、自分で狸の写真を撮って新聞に投稿できるのかとかね。つまり自然を楽しみながら生活できるかどうかを第一に考えたらいいと僕は思う。

 

駒ヶ根高原は麓に合宿所があり、山にしては人通りが多いので寂しさをそれほど感じないそうだ。春先には町の人が山に上がってきて「タラの芽がないかい」って聞かれたりして、人と人との交流が多いという。また、駒ヶ根高原は駒ヶ根インターを降りてから約5分と近いため、もともと蓼科や霧ヶ峰に別荘を持っていた方々が移ってきているそうだ。

 

終わりに

インタビューの最後に若々しくエネルギッシュな酒井さんにその秘訣を伺うと、空気が澄んでいるからだとおっしゃっていたのが印象的でした。都会から遊びに来ている人は滞在を一日延ばしたり、もう一日早く来れば良かったとよく言うという。

 

冬の寒さが嫌だったら冬は来なきゃいいけど、やはり四季を通して住んでみてほしい。僕はここへ来て良かったと思う。住めば都とよく言うけれども、やはり駒ヶ根はいいところですよ。

純 オーナー

ライブスポット「純」 酒井さん

取材エリア
信越エリア
取材ご住所
長野県駒ヶ根市赤穂

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