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ペンション野ばら

栗原有紀夫さん

南阿蘇村でペンションを営む

九州で一番初めにペンションを開いたという「ペンション風の丘・野ばら」のオーナー、栗原様にペンションを営む魅力について伺いました。

九州で第一号のペンション『野ばら』

33年前の1979年にペンションを開業したのは、福岡県で新聞記者をしていた父でした。長野県に出向いた際に、当時の日本ではまだ珍しかったペンションの存在を知り、偶然にも九州でペンション開業者を募集していたこともあって、思い切って脱サラで始めたんです。「野ばら」というペンションの屋号は、オープン前のこの敷地にたくさんの野ばらが咲いていたからだと聞いています。

2012年4月野ばら様で塗装教室を開催しました



ペンションのたいへんさを子供の頃から身近で見ていて、正直言ってペンションを継ぎたいとは思っていませんでしたが、父が体調を崩した時期に手伝いのつもりで始めたらなかなか面白いなぁと思い継がせてもらおうと決心しました。大学時代にまかない付きで4年ほど勤めていたカフェレストランでの経験が、思いがけずたいへん役に立ちました。
独自の珍しい企画として、ウエディングドレスの無料レンタルサービスを行っています。若い方はもちろんですが、ご年配の女性にもたいへん人気のサービスです。昔は和装しかなかったのでドレスを着て旦那様と一緒に写真を撮りたいという方が、たくさんいらっしゃいます。



お客様の年齢層は幅広くて、若い方から家族連れ、上は80代のご年配の方もいらっしゃいますね。両親に連れられて来てた子供たちが、大人になってからまた自分の子供を連れて来てくれます。

すがすがしく雄大な阿蘇の景色



また、子供さんも中学生ぐらいの年頃になると、親と一緒に出かけるのを嫌がったりするものですが、「野ばらさんにだけは、必ず一緒について来てくれるんですよ!」って常連さんたちに言って頂けることが、とても嬉しいですね。

ペンション経営の魅力

基本的にペンションは家族で経営しているので、すごくアットホームな雰囲気です。洋風の民宿みたいなイメージを持っていただければと思います。

何でも興味津々の舜くん



九州内からのお客さんが多いですが、インターネット予約の時代になってからは香港や韓国、シンガポールからの個人旅行のお客様をお迎えする機会も増えました。諸外国からの観光客の方々にあっては、日本の宿泊施設のスタッフには英語が通じると思ってらっしゃる方も多くて、当然のように英語で電話がかかってきたりもしますが、以前カナダのバンクーバーにいた時の経験が、これまた思いがけずとても役立っています。

他にはない南阿蘇村だけの魅力

三つの村が合併すると、普通だったら町や市になるのでしょうが、住民にアンケートを採ったら圧倒的に「村を残そう」と希望した人が多かったので『南阿蘇村』になったんですよ。

一面に広がる草原



魅力的な温泉や、雄大な阿蘇の山々に囲まれているので空気も湧水もとても綺麗で環境は抜群ですね。阿蘇の春は「野焼き」が風物詩で、放牧前に一度野原を焼いて虫を駆除し、その後草の芽が出てきてから放牧するんです。阿蘇は基本的に木が少なくて草原が広がっているので、ヨーロッパのような雰囲気が漂っているように感じます。そんな素晴らしい自然に囲まれていながら、街に出るのも車ですぐの通勤圏ですので、それほど不便でもないという点も南阿蘇村の魅力の一つですね。最近は、近隣の別荘地に家を建てて熊本市内まで通勤している方がどんどん増えているんですよ。

自分でガードラックを塗ってみて

今まで、木材を長持ちさせるために塗らなきゃって意識はあったけれど、結構大変だというイメージが強くて、研磨をせずにただ塗料を塗り重ねていました。研磨作業はひと手間かかるけれど、塗料が長持ちするのでそれほど苦にはならないですね。

塗料が垂れないように慎重に塗装中



一見塗装というと大がかりで大変そうに感じますが、便利な塗装道具がたくさんあるので使い方を知っていれば誰でも簡単にできると思います。



ある程度の面積があって、特に平面を塗るんだったらスポンジに発泡スチロールの持ち手がついたスムーサーを使うと楽です。あとは、塗料をつけたくない所にシートとテープで張らなきゃと思っていたけれどマスカーというそれらが一体となった商品があったり。



やり方さえわかれば、初心者でも簡単にできるのでぜひ一度ご自分でやってみて下さい。

栗原さんr

栗原有紀夫さん

取材エリア
九州エリア
取材ご住所
熊本県阿蘇郡南阿蘇村

http://p-nobara.com/

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