木材塗装の『も!』その1
2013年1月31日 / 投稿者:Guardlac Staff / カテゴリー: 塗料
はじめまして。お客様センターの工藤と申します。
唐突ですが、この文章を読み始めているあなたは、少なくとも木材塗装について何らかの興味がある方ですよね。
きっと、そうだと思います。
そんなあなたに質問です。
この【木材塗装】という「もの」「こと」とは、どんな「もの」や「こと」なのでしょうか?
あなたはどのようにお考えになりますか?
そんなこと。(フン!)木に塗装することでしょ?
と、ややご立腹の様子でお応えいただいているかもしれませんが、
その通りです。
木に塗装することです。
でも、
私自身、和信化学で勤務をはじめて数十年も経過すると、
その答えはもう少し複雑になってきます。
そこで、木材塗装について、ようやく多くの方にお話しできるようになってきたこと。解ってきたことを、これから数回に分けて、改めてお話しさせていただきたいと考えています。
そして、この手紙を読んでくださったあなたにとって、「木材塗装」が今よりもっと身近な存在になってもらえればうれしいなと思います。
ところで、私の話は、ゆっくりと長いものになると思います。
あせらずにリラックスした状態で、つまりは暇なときに、読み進めていただければ幸いに思います。
用意はいいですか?
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木材塗装についての話・・・・・
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【木材塗装】という言葉をちょっと分解してみると、
樹「木」を加工して出来上がった「材」料を、「塗」料で「装」うこと・・・・・
と、いう感じでしょうか?
ここまで、異議はありませんね?
「木」「材」「塗」「装」と4つに分けて話をすると、
さすがに間がわるく、飽きてしまうでしょうから
「木材」「塗装」の2つに分けてお話ししましょう。
「木材」とは、樹木を原料とした様々な材料。
家具・建築・道具・小物などなど、実に様々なモノとして活用されている木材。そこに使用されている様々な種類の「木」たち。
あなたは、どのくらいの種類の木をご存知ですか?
杉(スギ) 松(マツ) 桧(ヒノキ) 欅(ケヤキ) 栗(クリ)など、
まだまだたくさんありますよね?
日本はその独特の気候風土から世界でも稀に見る樹種の多さを誇るそうです。
樹木は、いわずと知れた「天然材」ですね。
わたしは、ずいぶん前から天然材とは“不規則な規則性をもったモノたち”と
解釈してきました。
別の言い方をすると、同じモノとして扱われるが、ひとつとして同じでは無いモノたちです。
共感いただけますでしょうか?
数限りなく多い樹種の中で、「松」と分類されるもの。
その松にも、唐松・とど松・赤松・米松という種類。
そして、その唐松も、よく見れば、いっぽんいっぽん違うカタチ。
さらに、いっぽんの唐松でも表皮に近いところ、根元に近いところなど、
木材としてバラすと、さまざまに異なった“顔”を表します。
つまり、「木」につけられた名前は、単にグループ名称だということです。
わたしとあなたが違うように、それぞれの木も違うモノです。
共感いただけますでしょうか?
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今回はここまで、つづきは次回で。
追伸
私のパートを最後まで読んでいただきありがとうございます。
繰返しのご案内となりますが、こんな感じで、ゆっくりと話が進んでいきます。
お時間のあるときにリラックスしてお読み下さいね。
サラリーマンの方は、必ず休憩時間を利用して読んでください。
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