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木材塗装の『も!』vol.3

2014年9月25日 / 投稿者:工藤 貴久 / カテゴリー: 塗料

木材塗装の『も!』vol.3
「ペンキとかニスとか・・・」

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前回は「馴染の薄いモノを購入するのは非常に面倒くさい」
「塗料を特定する表現も面倒くさい」というところまでのお話でした。

例えば、
『木工用2液型ウレタンクリヤー』というタイプの塗料。
これを商品Aとしましょう。

この商品Aは、『木工用2液型ウレタンクリヤー』という
呼称によって塗料タイプが特定されています。

では、この呼び方がどのような構成になっているかというと…
【 被塗物 ― 状態 ― 樹脂 ― 仕上げ 】の
4つの分類方法によって表現されています。

●被塗物 :塗られるモノの材質は何?
→ 木材(工作物)に塗装するので“木工用”
●状 態 :単独タイプ?多液混合タイプ?
→ 主剤と硬化剤を混合してから塗る“2液型”
●樹 脂 :樹脂の違いは反応機構の違いも表現している
→ ポリウレタン樹脂 略して“ウレタン”
●仕上げ :有色なのか透明なのか?艶はあるのか消えているか?
→ 透明で艶が有るといういことで“クリヤー”

このような表現をすることによって、
商品Aの“塗料タイプの特定”はできます。
が、商品Aの特定に辿り着くためには遠く長い道のりが残ってます。

ここでさらに面倒なことを・・・・・

この商品Aを単に『ウレタンクリヤー』と表現しても“間違いではない!”ということです。
『艶ありニス』と表現しても『ウレタンニス』と表現しても、
当然『2液ウレタン』と表現しても“間違いではない!”です。

このように塗料や塗装についての共通言語は曖昧な点が多く、
プロの世界でも、
コミュニケーションによるトラブルが多々あります。

長年の間、
塗料は数多くの開発改良が繰り返されたことで、数限りない品種
が生み出され、今では表現方法の整理整頓も困難なくらいに
ゴッチャリとした状況になっているというのが現状です。

でもこれが、
その時代ごとに求められる様々な用途や要望に応えんと歩んできた、近代塗料歴史の姿なのでしょう。

始まりは「ペンキとかニスとか・・・」からだったんですけどね。

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