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屋外外壁の木部にクリヤー塗料は塗装すべきか

2015年1月28日 / 投稿者:西川 裕之 / カテゴリー: 塗料, 塗装

こんにちは、マーケティング室の西川です。

本年も宜しくお願い致します。

お正月、皆さんはどの様にお過ごしになりましたか?
テレビから空港の発着ロビーの様子が映し出されインタビューを
受けている家族の様子を見ていますと憧れますね。
「正月休みで海外旅行」いつかは実現してみたいものです。

では、本題。
「木の外壁にクリヤーを塗装したいけど、どんなものが良いの
か?」
お客様からこのような相談がよく寄せられます。
この案件については、人によってかなり意見が割れる相談内容なの
です。
今回のお題は、あくまでも塗料メーカーであり屋外塗料を担当して
いる私個人の立場での「つぶやき」と思い、軽くお付き合い下さ
い。

で、冒頭の質問に対してですが、もし私が相談されたら、まずこう
答えます。

「木の外壁にクリヤーを塗装することは、あまりお勧めしません」

これはあくまでも外壁に対してですよ。
くれぐれも誤解のないように。
では、なぜか?
理由を述べる前にこの様に聞いてこられた、お客様を仮にA様とし
ます。
このA様の質問の裏側を私なりに推測してみました。

推測中:
A様は、木が大好きで、今回外壁の工事をする際に、新しい木材を
使用しました。
この木材は、キレイな木目が出ているので木目を塗りつぶしてしま
うのは勿体ない。
しかし、無塗装の状態で放置しておけば、すぐに傷んでしまい、
カビなどが生え汚れてしまう。
どうしよう?

そこでA様は、考えました。

クリヤーを塗装することで木材を保護し、いつまでもピカピカな
状態を保とうと。
確かに木部にクリヤー塗装をすると最初は、ピカピカで眩しい
くらいに光って見えていると思います。
しかし、いずれこのクリヤー塗料も劣化する時を迎えます。塗り
替えの時期ということになるのですが、ここで厄介なことが出て
きます。

この厄介なことこそ、私(あくまでも個人的見解)が外壁にクリヤ
ー塗装を勧めない理由があるのです。

ちなみに外部用クリヤーが劣化するとこんな感じです。img-119095101-0001 屋外塗料の劣化の原因とは、これまでも何度か説明しています
ので、簡単に言いますが、「紫外線」、「雨」、「風」、などで
塗料は劣化してしまいます。
さらに外壁は、東西南北に面していますので方角によって、
劣化の進み具合が違います。
また、屋根があれば、外壁の上下で紫外線や雨の当たり方が違い、
壁の上下でも劣化の進み具合が違ってきます。
あるところでは、塗料が剥がれてあるかと思えば、まだ塗装したて
の様にピカピカのままのところもあるといった光景が見られます。

このように壁に塗られた塗料の劣化状態が極端に違ってくると
数年後、どの様に塗り替えれば良いのか悩むところです。

そう、ここがお客様に対し、私が明確なアドバイスに悩むところ
です。クリヤー塗料を塗装して頂くのは非常に有難いことであり、
塗りたいというお気持ちも重々理解が出来ます。
ですが・・・塗った後の事を考えた時に

・どの様にリフォームを行うか?

悩むところです。

まだらになったまま塗装しても仕上がりは、まだらになってしまいます。
じゃあ、残っている塗料を研磨で削ってから塗り替えをと言っても
外壁だと全部削るとなると無理があります。これが木の外壁に
クリヤーを塗装することを積極的にはお勧めしない理由なのです。

しかし、皆さん勘違いしないで頂きたい。

デメリットしか話をしていませんが、メリットもあります。
メリットは、ステインよりも耐久性が上がりますし、通常では得ら
れないピカピカした仕上がりにもなります。
クリヤー塗装は、塗装の中でも目的の一番に挙げられます、ピカ
ピカにツヤを出すという塗装の醍醐味を知って頂く塗装方法であり
ます。

今回のように外壁ではなく、テーブルやベンチ、ウッドデッキ、柱
などであれば、もちろんクリヤー塗装をお勧めしますよ。

私の今年の目標は、塗装をもっと楽しく・分かりやすく・安全にを
モットーに活動を行ってまります。

では、重ね重ねではありますが、本年も宜しくお願いいたします。

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