色についての色んな話
2017年2月15日 / 投稿者:渡辺 哲也 / カテゴリー: 色
こんにちは、日野工場 品質管理課の渡辺です。
まだまだ寒い日が続きますが、この時期になると出てくるのが
「暦の上では春ですが・・・」というフレーズ。
この暦は旧暦のことであり、実際(新暦)では1ヶ月近く後のこと
なので「全然意味がないよ!(まだまだ寒いじゃないか!!)」
と腹立たしい気持ちになっているのは私だけでしょうか??
品質管理の仕事に「色検査」というものがあります。
これは、ガードラック等の着色塗料の色が、(標準)見本に近いかどうかを確認する試験です。
今回はこの色についての話です。
「色検査」は目視によって確認するのですが、その作業で気をつけないといけないことがあります。
それが 1.光源 、2.大きさ、3.背景 です。
1.光源 (光の種類)
デパートで買った服を家で確認したら、思っていたのと違うという
経験はないでしょうか?
太陽光、蛍光灯、白熱灯、LEDなど、それぞれの照明光源の違いにより、同じ色でも違うように見えます。
そこで「色検査」には「色比較・検査用蛍光ランプ」という専用のものを使用しています。
2.大きさ
家具、壁紙、カーペットなどを、カタログや色見本で色を決めて実際に購入した際に、色の見え方が違うという経験はないでしょうか?
色は大きさ(面積)によって、明るく見えたり暗く見えたりします。
面積が広くなることで、明るい色はより鮮やかになり、暗い色はより暗く感じられます。
「色検査」では必ず同じサイズに塗布したもので比較します。
3.背景
色と色とが接する際、互いの色が干渉して、本来の色とは違う色に見えることがあります。
例えば、レモンを明るい背景の前に置くと、暗い背景の前よりもくすんだ感じに見えます。
色に関しては、今回紹介した3項目以外にも様々な現象があり、 なかなか奥深いです。機会があれば、また紹介したいと思います。
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