こんにちは 日野工場品質管理課の渡辺です。
11月になってから急に寒くなりましたね。今朝の通勤時の気温はなんと4℃。 冬用コートの出番です。
さて、このサイトでお馴染みのガードラックシリーズですが、水系と溶剤系の2タイプがあります。
水系のタイプはガードラックアクアとガードラックラテックス。
溶剤系のタイプはガードラックProです。
ガードラックシリーズの歴史は古く、来年でなんと発売40年を迎えます。
発売当初は溶剤系のタイプしかなかったのですが、約20年前から水系のタイプが追加されました。
水系のタイプの発売当初は、“屋外塗料 = 溶剤系塗料”の時代であり、販売量もそれほど多くなかったのですが、環境に対する意識の高まりや、DIYによる塗装の普及により、現在では水系のタイプの方が多くなっています。
そこでいつから水系のタイプの方が多くなったのかを調べてみました。
まず、国内全体の塗料についてですが、経済産業省の資料によると、製造数量比率(9月のみ)は以下のようになります。
実は、国内塗料全体で見れば、未だに溶剤系の方が多いのです。
水系の割合が平成20年で36%、平成28年でも40%であり、水系化への足踏み状態が続いていることがわかります。
(この調子でいくと水系の方が多くなるのには10年以上かかりそうです。)
一方、ガードラックシリーズの製造数量比率(9月のみ)は以下のようになります。
平成20年では水系の割合が38%であり、国内塗料の比率とほぼ同じだったのですが、年々水系の割合が増加して平成23年に逆転しました。 その後も増加を続け、平成28年では約8割を占めるようになっています。 この調子でいくと、あと数年後には「ガードラックシリーズはすべて水系」なんてことになるかもしれませんね。
ちなみに水系と溶剤系のガードラックの違いについては
屋外木材用塗料の水性塗料と油性塗料の違い |
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