エナメルとステインとニスの違い
2013年7月29日 / 投稿者:Guardlac Staff / カテゴリー: 塗料
ニスとは木材の表面に膜を作って、木の表面を保護する透明なクリア塗料のことです。
ステインは木に染み込むことで色を付ける塗料で木材を保護する力は持っていません。ステインを塗っただけでは触れた布に色が移ったり、水拭きをすると色が落ちたりすることがあるため、上からニスを塗って保護をする必要があります。
一見不便に見えますが、大きな作品に色をつけたい時や、木目を生かして濃い色に仕上げたいときには便利な塗料です。
色つきのカラーニスは手軽に使えるメリットがありますが、ハケ目がそのまま色の濃淡になる、部分的に塗ると仕上がりの厚みに差が出る、色を濃くすると木目が見えにくくなるというデメリットがあります。
ステインは塗り重ねても塗料の膜を付かず色の濃淡を調整しやすい、また濃い色にしても木目が隠れにくいというメリットがある反面、ステインと合わせて上塗り用のニスを用意する必要があります。
エナメルは、クリヤーに色の成分である『顔料』が入っていて、木材に膜を形成します。有色不透明な仕上がりで、ステインに比べて木目を覆います。
好みの仕上がりに合わせて、いろいろ試してみて下さい。
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