こんにちは、西川です。

いよいよ春が近づいてきたのか、
私の体がスギ花粉をキャッチし始めました。
マスク着用よし！
これから当分の間、マスク生活に入ります。

前回、凍結防止についてお話しましたが今回は、
その第2弾、塗装した時に発生する塗料の凍結に
ついてお話します。

液体の塗料が凍る。これは前回お話ししましたが、
塗装し塗料が乾燥する間にも塗料は凍ります。



これ何だか分かりますか？
何か白い模様のように見えますがこれは塗料が凍ったまま
乾燥してしまったものです。



これ、上半分には蛍光灯が映っていますが下半分には
蛍光灯が映っていませんよね。
これは下半分が凍ったまま乾いてしまっています。
本来この塗料は、乾燥するとピカッとツヤが出て
ツルツルな仕上りなるのに、なぜかツヤが出ず、
ガサガサな仕上がりになってしまった。
というようなお客様からのお問い合わせあります。
全てがこれに当てはまる訳ではありませんが、
冬のこの時期にはこういったことが想定されることも
あります。

このツヤの無い表面を拡大してみると・・





このように細かく割れています。
この細かい割れが集まってツヤが無くガサガサな手触りに
なっているのです。

こんなことにならないように私たちは塗料の中身を工夫して
います。
まあ、こんなことは中々お目に掛かれないですけどね。

そんな塗料の凍結の心配も徐々に和らいできておりますが、
季節柄
スギ→ヒノキ→その他もろもろ→イネ　　と
休みなく押し寄せてくる花粉たちを
私はこれから迎え入れなければなりません。
そう思うとこの先、憂鬱です。