塗料に関するハウツーや業界の最新トレンドなど
お役立ち情報を皆様にお届けします。

オリジナル色を作るコツ

2013年12月24日 / 投稿者:石川 惠子 / カテゴリー:

こんにちは!

みなさんは色を作ったことはありますか?

なにも木材用塗料に限った話ではありません。
小学生の頃、水彩画を描く時に絵具を混ぜて好きな色を作ったりしませんでしたか?

今回は、そんな色を作ることにまつわるお話をしたいと思います。Paint Bottles(イメージ提供元:Microsoft)

当社では、ガードラックアクアガードラックラテックスネオステイン等の着色剤は

「標準色」という、いわゆる定番の色を十数色ご用意しています。
しかし、お客様が要望される色がこの十数色で収まるはずはなく、「こんな色が欲しい!」と要望されることがあります。

そんな時、お客様の要望に合わせて色を作ることを
『調色』と言います。

過去に要望されたことのない、新しい色であれば
もちろん“この色とこの色を、このくらいの量ずつ混ぜればこの色が出来ますよ”という「配合」もありません。

ですから、経験に裏付けされた〝勘〟で色を混ぜていくんです。(「え、勘!?」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、
勘という表現しかできない私の語彙不足です・・・・すみません。)

しかしながら、私は調色の経験は数えるほどしかないですから
何色をどれだけ混ぜたらいいかという見当が皆目つきません。

そこで、自ら調色をするときに同じ作業場にいた
調色経験豊富な先輩に調色のコツを訊いたことがあります。

それは「まず上限を決めてしまう」ということ

例えで説明しましょう。

例えば、わたしが
この文字のような色を作るとします。

必要な色は・・・・・
単純に赤、白ということにします。

尚、配合を決めるために調色する場合は
少量(100~200g程度)で行います。


仮に、私が作りたい色の配合が
赤35 白65 だとします。(あくまでたとえ話です。)

ここからは、皆さんも自分で色を作っているつもりで
イメージしながら読んでくださいね。

淡い色に濃い色を混ぜていくのが普通ですから白に赤を入れていきます。
(濃い色に淡い色を混ぜて色を淡くするには、塗料が多く必要になるためです。)

(説明の都合上、白は65で決まっていることとします。)
私が試しに赤を5ずつ入れていくとします。
すると、配合の35までには、単純に7回、5ずつ赤を入れて混ぜて色を見るという作業が必要です。

・・・・結構大変です。

では「上限を決めて」みましょう。

入れすぎかなと思うくらい、思い切って赤を入れてみます。
例えば赤を50入れたとします。

混ぜたら赤を入れすぎたことがわかります。
ということで、【赤50=上限】とします。

それなら、半分の25にしてみようということで
赤を25いれてみます。

そしたら求めている色より薄くなってしまいました。
ということは、赤は25と50の間にピッタリと色が合う配合があると分かります。

では、今度は25と50のおよそ中間ということで、
赤を40として見てみましょう。

赤を40入れたら求めている色より少し濃いですが、
赤を25いれた色よりは求めている色に近くなりました。

ということで、少し赤を減らして35入れてみましょう。

すると、ピッタリと色が合いました。

上限を決めることで、
最初の50、次の25、3回目の40、そして4回目の35で色を合わせることができました。

このように、上限を決めることで色の濃淡に
ある程度の見当をつけることができ、効率よく調色することができます。

とは言っても、実際の調色はこんなに単純ではありませんから、やっぱり経験による勘が為せる技かも?!

皆さんもご自身でお好みの色を作るときには
「上限を決める」ということを意識されてみてはいかがでしょうか?

※今回あえて単位を示していないのは
配合は全体を100として割合で考えるためです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

* Copy This Password *

* Type Or Paste Password Here *

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>