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「自然塗料って?」 木材塗装の『も!』vol.9

2015年4月1日 / 投稿者:工藤 貴久 / カテゴリー: ガードラック社員ブログ

「自然塗料って?」

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みなさんは洞窟壁画をご存知でしょう?

「スペイン北部アルタミラ洞窟(16500~14000年前)」
「フランス南西部ラスコー洞窟(15000年前)」などが有名ですよね?
後期旧石器時代、クロマニョン人の手によるとされていますが、
どうやら洞窟壁画は約30000年以上も前から製作されているらしいです。

う~ん。全くピンときませんが・・・・・。

注目したいのは、太古の昔に、この壁画に用いられた色材です。
絵の具や塗料の祖とされているこの色材は、
獣脂・血・樹液(樹脂)に
黄土・赤鉄鉱などの鉱物や炭を混ぜて造られていたらしいです。

「樹脂・油脂+鉱物」の構成がみてとれます。
絵の具や塗料の基本構成は太古から変っていないといえそうですね。

太古の昔はすべてが自然や天然のモノばかりでした。(当り前か?)
だから、つくられるモノはすべて「自然○○」「天然○○」ということに
なりそうですね・・・。
そして、多くのモノが地産地消だったのではないでしょうか?

さて、自然塗料。

自然塗料は天然原料をもとに造られている塗料ですが、

その原料は「天然」というわけではありません。
魚類を“天然もの”“養殖もの”などと表現しますよね?
塗料の場合、魚類でいうところの“天然もの”原料でつくられていません。

天然原料といっても
「天然」に在るモノを採取して混ぜて造るというような
単純なモノではないので、誤解のないようにお願いします。

つまり、ライフサイクルアセスメントを背景に原料の段階から吟味された、
人と環境の安全に配慮がなされている塗料なのです。
参照:環境対応型塗料編「製造→施工→利用→廃棄(→運搬→)1

   環境対応型塗料編「製造→施工→利用→廃棄(→運搬→)2

何がいいたいのか?といったら、
「自然塗料は古代の塗料ではない」ということなのです。
“少し懐かしいタイプの塗料”とはいえるかもしれませんが・・・

現在、日本に流通している自然塗料は
環境先進国であるドイツ産をメインとした輸入モノが主流で、
タイプとしては
ワニス系(造膜型)
オイル系(浸透型)
ワックス系(表面保護)の3種類に大別できると思います。

そして、各企業の主張や製品の開発コンセプトに耳を傾けてみると、
それらの自然塗料は天然原料から造られ、石化製品を含まない。
もしくは、石化製品(原料)をほとんど使用しない(含まない)塗料である。
と、表現されることが多いように見受けます。

極論ですが、その背景には
「天然原料から造る自然塗料は環境に良いけれど、
石化製品である合成樹脂塗料は環境に悪い」
という構図が見えくるように思えます。

が、果たしてそうなのでしょうか?

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