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木材の浮造り(うづくり)加工 その3

2013年8月28日 / 投稿者:Guardlac Staff / カテゴリー: 木材

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木材塗装の『も!』番外編short short 06

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udukuri3-icon浮造りは、木肌に凹凸を生み出す技法の呼び名であるとともに、

その道具の名前でもあるとご紹介したことを憶えていらっしゃいますか?

 

浮造り(道具)は、

刈萱(かるかや)の根を水にさらした後、

干して麻紐で丸く束ねた、円柱状のハンディーな道具で、

木材の表面を擦るように夏目を削りだして凹凸の表情を創ります。

(「うづくり」でググって画像を確認してみて!)

 

他に、ツグや馬毛を材料に束ねたものもあり、

それぞれの堅さや柔らかさを活かして、さまざまな凹凸のニュアンスを

造り上げます。

また、これらの材料には油脂分が含まれているので、

夏目を「削りだす作業」と同時に、全体を「磨く作業」ともなり、

自然な艶を出した“仕上げ”になるのです。

 

 

ただ、この作業・・・・・

 

手作業による加工なので、相当しんどいモノとなります。

 

 

これに対して、

大味となりますが、「夏目を凹ませれば浮造り加工だ!」ということで、

別の道具も用いられます。

 

いくつか紹介しましょう。

 

まずは、金(ワイヤー)ブラシ。

コチラも手作業。

木肌を傷める感じになりますが、シャビーなどの演出には適しています。

手作業とはいえ、浮造り(道具)よりは遥かにラクチンでしょう。

 

でも、やっぱり手動はシンドイ!というあなたは、

いろいろな電動工具を利用する方法を選んでください。

 

以前、大工さんにお借りした

M社製ホイールサンダーでの浮造り加工は、チョットした快感でした。

(「ホイールサンダー」でググって画像を確認してみて!)

 

山嵐かハリネズミのようなブラシが高速回転をして、

あっという間に浮造りを創ってくれます。

使用するのはナイロンブラシがおすすめです。

ワイヤーブラシタイプのホイールサンダーではキツすぎると思います。

 

 

 

by 工藤タカヒサ

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