CMFデザイン展青フェスイベントレポート
2013年11月13日 / 投稿者:Guardlac Staff / カテゴリー: イベント
先日11月7日(木)8日(金)に南青山のLightBoxStudioAOYAMAで開催されました、CMFデザイン展『青フェス2013』のイベントレポートをお届け致します。
CMFデザインと言われても、皆さん聞き慣れない言葉だろうかと思います。
CMFとはColor(色)・Material(素材)・Finish(加工)の略で、質感や色などプロダクトの表面のデザインをさします。
今年で3回目の開催となる青フェスは、優れた技術にデザインを加えて魅力的に魅せることによって、日本の物づくりを活性化していこうとする試みです。
木材用塗料メーカーの当社は、水性塗料のガードラックラテックスを展示しました。ガードラックラテックスは2回塗りで、素材の木目を最大限に活かすことのできる着色塗料です。
展示に使用した木材はオークとポプラの2種類。並べた時に立体感が出るよう、サイズも大小2種類を用意しました。
そして、ガードラックラテックスの標準色を混ぜ合わせて、青フェスオリジナルカラーを作成します。『生活に色を取り入れて楽しむ』が今回の展示コンセプトなので、落ち着いたベーシックなカラーとアクセントとなる色を選びました。
ガードラックラテックスを2回塗りした後に、艶消し仕上げにするためにAQRX3405フラットを2回塗装しています。
写真ですと色が少しわかりにくいですが、シナ合板に強力な両面テープで張り付けてから受付の横に展示しました。
店舗ショップの内装や室内のインテリアにも応用できそうですね。もちろん塗料には防腐剤が入っているので、屋外で使用することもできますよ。
当社の他には、メッキ、カーボン、皮、繊維、射出成形、紙、樹脂メーカーなど計13社が出展しており、2日間で計4回出展メーカーからプレゼンを行いました。私も手に汗握り緊張しながらプレゼンを行いましたよ!
こちらは株式会社室島精工さんの展示です。プラスチックという同じ素材でも射出成形の金型や温度を変えることによって、塗装をしなくても艶有りと艶なしのマットな表面仕上げを表現できるそうです。
展示会を見た後には、マテリアルマーケットで購入することもできます。気に入ったものをその場で購入して持ち帰ることができるのは嬉しいですね。
2階部分に展示したこちらの木材は、ガードラックラテックスを3回塗り分けをしてグラデーションにした上に、艶消しのAQRX3405フラットを2回塗りしたものです。
ヤマザクラとコブシという2種類の木材を使ったのですが、同じ塗料でも木材の色によってだいぶ仕上がりの色味が変わりました。
今回青フェスに出展をしたことで、塗料は自由度がとても高くて、木材を守る機能的な面だけでなく色や艶などクリエイティブな要素も大きいと改めて思いました。
展示をご覧になられた方々がインスピレーションを得ていただけていたら幸いです。
青フェス初日はあいにくの雨模様でしたが、2日間で700人を超えるお客様にお越しいただきました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
主催:株式会社FEEL GOOD CREATION
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