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塗装前の木地調整研磨の重要性

2014年1月7日 / 投稿者:西川 裕之 / カテゴリー: 塗装道具

あけましておめでとうございます。汎用技術課の西川です。

今年も引き続き、塗料に関連するお話を皆さんに伝えていこうと思いますので宜しくお願いいたします。

今年1回目のお話は、「研磨」についてお話します。
木材への塗装において「研磨」という作業は、非常に重要な作業に位置づけられています。

・塗装前の研磨(木地調整)
・塗装間(下塗りと上塗りの間などに行う)の研磨

など塗装作業を行う時には、研磨作業も一緒に行うことが
多いです。

私もガードラックで塗装を行う時には、必ず塗装前の研磨作業は、欠かしません。

これは、ホームセンターなどで購入してきた木材でも同様で塗装前に一度、研磨作業を行ってから塗装作業に入っています。

塗装前の研磨のことを私たちは、「木地調整」と言います。
この「木地調整」の違いで塗装の仕上がりに大きく影響していることが多いので私などは、お客様と話しをする際には、「木地調整」の重要さを強く説明しています。

「木地調整」の違いにより仕上がりがどのくらい違うのかという見本を作ってみましたので

皆さんに紹介したいと思います。

n-401-01

どうでしょう。

写真では、分かりにくいかもしれませんが仕上がりに違いがあるのが分かりますでしょうか。

・左の木材は、表面がガサガサした仕上がり
・真ん中の木材は、スッキリとした仕上がり
・右の木材は、のぺっとした仕上がり
になりました。

同じ木材を使い塗装しても「木地調整」の違いで仕上がりにこの様な差が出ました。

通常、私は「木地調整」を行う場合、#150サンドペーパーを使用します。(真ん中の木材)

研磨なしというのは、木材を購入した状態のまま塗装を行いました。

#400サンドペーパーというのは、木製家具の仕上げ用研磨として使われるような粒度の細かいサンドペーパーで木地調整という目的には、不向きなものを今回あえて使いました。

「木地調整」のよくある勘違いとして、木材表面をツルツルにすることが目的と思っている方がいらっしゃいます。

これは、間違いです。

今回購入した木材の状態は、ある程度デコボコやガサガサしていましたが、これを「木地調整」で表面をなめらかにする為にサンドペーパーを使うのですが、#150サンドペーパーはもちろん#400サンドペーパーでもなめらかにすることは可能です。

ただし、写真を見ていただいて分かるように細かいサンドペーパーで研磨すると塗料が吸い込まなくてのぺっとした仕上がりになってしまいました。

木地調整の目的が表面をなめらかにすることが目的ということなので鉋がけをする人もいました。

鉋がけをすると表面はツルツルになりますが、塗料は全然吸い込まなくなります。

#150サンドペーパーというのは、粒度としては粗く、木製家具の仕上がり研磨には絶対に使う事の出来ないものです。でも、木材に使用することで手触り感は、なめらかになっていますが表面には大きくキズがついています。このキズが塗料を吸い込ませています。

(キズといっても目では見にくい大きさのキズです。ちょっとイメージしにくいですかね・・・)

#400サンドペーパーでも同様にキズがつくのですが粒度が細かい分、塗料が吸い込みにくくなります。

「研磨」のことを文章化するとなかなか難しく、まわりくどい文章になってしまいましたが

「研磨」も「塗装」同様に目的・用途に応じて工具を使い分ける必要があるということです。

今年もこの様な感じで塗料に関する、いろいろ情報をお伝えしていきたいと思っておりますので宜しくお願いいたします。

(補足)サンドペーパーとは

別名「紙やすり」「研磨紙」とも呼ばれている、研磨加工に使う、紙状のシートに研磨材を塗布した工具のことを言います。

このサンドペーパーには、研磨材の粒度(粗さ)によって番号があり、粒度の大きさによって番号が割り当てられています。

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